会社で余った端材は何に使えるのか

会社で余った端材は、捨てるしかないわけではありません。名古屋の株式会社タイヨーでは、こうした端材を素材としてお預かりし、社員や取引先に配るノベルティなどに作り変えています。ノベルティとは、販売促進や記念のために配るオリジナルグッズのことです。
どのような端材を製品に変えられるのか。その条件と、相談から製作までの流れをご紹介します。
端材は使い道が見つかりにくい
製品をつくる工場や店舗では、使わずに余った素材が出ます。これが端材です。まだ使える素材であっても、そのまま社内で活用できるとは限りません。そのため、まとめて廃棄するか原料に戻すことが多くなります。
サステナブルな取り組みが広がり、自社から出る端材の使い道を探す会社も増えています。製造業や店舗の担当者から「この端材を何とか活かせないか」というご相談をいただくことがあります。
私たちはこうした端材を素材としてお預かりし、別の製品に作り変えています。最初から無理だと決めつけず、実現できる方法がないかを考える。前例のないご相談にも力を入れて向き合っています。使い道が決まっていない素材にも、どのような製品にできるかを考える余地があります。
対象になるのはどんな素材か
端材を製品にできるかどうかは、素材の種類や量、状態によって決まります。まずは扱える素材の幅からご紹介します。
布、樹脂、アクリル、紙のほか、間伐材の木くず、コーヒーかす、ワインコルクなど、幅広い素材を扱っています。珍しい例では、水族館や動物園から出るサメの歯やサンゴを透明なアクリルに封じ込めたり、規格から外れたパスタから定規をつくったりしたこともあります。素材そのものの見た目が、そのまま製品の個性になります。
もともと丈夫につくられた素材は、繰り返し使う道具に適しています。ただし、素材の傷み具合や量によって製作できるものは変わります。アルミとプラスチックが重なった薬のシートのように、別の素材が付いている場合は、分けてから使える部分を見極めます。そのため、まずはどのような端材がどのくらい出ているのかをお聞きするところから始めます。
その端材がどんな製品になるか
余った端材は、日常的に使う道具としてもう一度活用できます。
布であれば、制服やユニフォームの端材からトートバッグやノートの表紙をつくってきました。自動車のシートをつくる際に出る生地の端材は、社員が首から下げて使う入館証ケースに。シートベルトの端材からはポーチを製作してきました。樹脂やアクリルからは、キーホルダー、コースター、飾って使うアートボードやショーケースをつくっています。薬のPTPシートからはコースターやネームバッジを、競馬場の砂からは九谷焼のコースターを製作しました。
こうした製品は、社員が毎日使う備品にも、来客や取引先に配るノベルティにもなります。自社から出た端材で製作すれば、受け取った人にその素材がどこから出たものなのかもあわせて伝えられます。他から仕入れた製品ではなく、自社の事業から生まれたものとして手渡せます。捨てる予定だった素材を、会社の取り組みを伝える道具として活用できます。御社で余っている素材を活かしたオリジナルグッズも、企画からご相談に応じて製作します。
相談は余っている素材の確認から始まる
端材は量も状態も案件ごとに異なります。同じ製造方法をそのまま使えるとは限らないため、一件ごとに適した作り方を考えます。こうした対応を積み重ねることで、扱える素材の種類を増やしてきました。
ご相談は、御社でどのような素材がどのくらい余っているのかをお聞きするところから始まります。素材を見せていただければ、色、厚み、傷み具合を確認し、製作できるものと数量の目安をお伝えします。まとまった量があるほど製品にしやすくなりますが、作るものが決まっていなくても問題ありません。
社員に配る記念品にするのか、取引先へのノベルティにするのか。使用する目的も伺ったうえで、素材に合った製品をご提案します。同じ素材でも、薄いものは小物に、厚みのあるものはバッグやトレーにするなど、状態によって適した製品が変わります。そのため、既製品のカタログから選ぶ形とは違い、御社の素材に合わせて製品の内容を一から考えます。
端材を捨てる前に使い道を相談できる
会社で余った端材には、捨てる以外の道があります。素材としてお預かりし、選別したうえで、社員や取引先に配るノベルティなどに作り変えられます。私たちは110年にわたり、紙、トランプ、ノベルティと、ものづくりを続けてきました。余った素材を製品に変えられるのは、こうした経験の積み重ねがあるからです。
御社で端材を保管しているのであれば、まずはご連絡ください。どのような製品に変えられるのかをご提案します。
よくある質問
Q. どのような端材でも製品に変えられますか
A. 素材の種類や量、状態によって製作できるものは変わります。これまでに、布、樹脂、アクリル、紙のほか、ワインコルク、木くず、コーヒーかす、サメの歯、サンゴなども扱ってきました。まずは、どのような端材が、どのくらいの量で、どのような状態で出ているのかをお知らせください。その内容に合わせてご提案します。
Q. 端材は、どのくらいの量から相談できますか
A. まとまった量があるほど製品にしやすくなりますが、端材の量や素材の状態によって適した製品は変わります。まずは余っている素材の種類と量をお知らせください。実際の素材を確認したうえで、ノベルティや記念品など、適した製品をご提案します。
Q. 余った端材を使ったグッズは、環境への取り組みとして紹介できますか
A. 紹介できます。自社から出た端材を廃棄せず、社員や取引先に配るノベルティへ作り変えることで、素材の出どころとあわせて自社の取り組みとして伝えられます。どの素材をどのような製品にするかは、実際に出る端材に合わせてご提案します。
Q. アップサイクルとリサイクルはどう違いますか
A. リサイクルは、使い終わったものを原料に戻して再利用することです。アップサイクルは、素材の性質を活かしながら新しい役割や価値を加え、別の製品に作り変えることです。会社で余った端材をノベルティや記念品に作り変えることがその一例です。


