使い終わったものがノベルティに変わるまで

倉庫に眠る制服や、取り外したアクリル製のパーテーション。「これ、何かに使えないかな」と考えたことはないでしょうか。
余った素材や使い終わったものに、デザインやアイデアで新しい価値を加えて別の製品に生まれ変わらせること。それがアップサイクルです。私たちタイヨーには、こうした素材をノベルティ(企業や店舗が販促・記念に配るオリジナルのグッズ)に生かしたいという相談が寄せられています。どんな素材がノベルティになるのか、相談から納品までの流れをたどります。
どんな使い終わったものがノベルティになるのか
素材の種類は、布・樹脂・紙・その他と大きく分けられます。どれも余り方や状態が案件ごとに違うため、まずヒヤリングから開始します。
布・繊維系素材
ファブリックネクスト(布・繊維素材のアップサイクルブランド)では、制服やユニフォームの端材(はざい・製品をつくるときに出る余りの素材)からトートバッグやノートの表紙などを製作した例があります。シートベルトの端材からは、耐久性の高いポーチをつくりました。シートベルトは強度を保つために繊維が密に織られており、その丈夫さは毎日使うポーチにも生かせます。もともと備わっている素材の強みを、新しい用途につなげました。
樹脂・プラスチック系素材
プラスチックネクスト(樹脂素材のアップサイクルブランド)では、余ったクリアファイルを粉砕してペレットにし、防災・防犯ホイッスルに作り変えてきました。クリアファイル約2枚で1個のホイッスルができます。能登半島地震でのホイッスルの重要性に着目して生まれたアイデアで、身近な余りものが防災グッズになりました。
最近では、ペットボトルキャップを材料として防災・防犯ホイッスルに生まれ変わらせています。
コロナ禍が終わり、アクリルパーテーションが大量に行き場をなくしたときも、私たちはそれを素材として受け取り別の製品に変える取り組みを始めました。行き先を失った素材が手元で使えるものに変わっていく。その手応えが、アップサイクル事業の出発点になりました。
相談できる幅は広い
制服・備品・パーテーション・クリアファイルに限らず、余っているものがあればぜひ一度ご相談ください。Smart Upcycle(タイヨーのアップサイクルブランド)では布・樹脂・紙やインクまで幅広く扱っています。「これ、ノベルティになりますか」というご相談をいただければ、素材を確認して製品の形を提案します。
使い終わったものがノベルティに変わる流れ
相談の最初から製品の納品まで、トータルでお任せいただけます。
素材の確認
最初は「こういうものが手元にあるのですが」というご相談からです。素材の種類・量・状態を確認します。量が多いほど製品にしやすくなりますが、まずどんな素材がどのくらいあるのかを聞くところから始めます。
製品の提案
担当者は「楽しみから広げていく」という姿勢でこの仕事に向き合っています。素材が手元に届いたら何に変えられるかを楽しみながら考える。それが提案の出発点です。
発注者が営業担当なら「コストを抑えて話題になるものを」という要望に、総務・広報担当なら「PRにつながるものを」という要望に合わせて製品の形を変えて提案します。素材の見た目・加工後のコスト・渡す相手の印象まで含めて考えるのが私たちの提案スタイルです。お客様だけでは思いつきにくい製品を提案することを大事にしています。
製作・納品
製品の形が決まったら、素材の特性に合わせた工程で製作します。布素材は裁断して縫い合わせ、樹脂系は粉砕してペレットにしてから金型で成形します。仕上げたノベルティは納品まで対応します。
(一部の布製品は樹脂に戻すことも可能です)
相談から納品まで一貫してお任せいただけることが、私たちの強みです。余った素材をどうしたらいいかわからない段階でも、まずはご相談ください。素材の特性や用途を伺いながら、どんな製品にできるのかを一緒に考えます。
使い終わったものに次の価値が生まれる
余った素材は、行き先がなければそのまま処分されることが多いです。それが、弊社にご相談いただくことでノベルティに変わります。
配るものが「この素材は自社で余っていたものです」と伝えられるものになる。受け取った人に話せることが一つ増えます。通常の仕入れ品にはない、会話のきっかけが生まれるのも、こうしたノベルティの良さです。
使い終わったものに次の役目を与える。私たちが110年続けてきたものづくりの技術と提案力が、その変換を後押しします。
よくある質問
Q. 使い終わったものをノベルティに変えるとはどういうことですか
A. 余った素材や使い終わったものに、デザインやアイデアで新しい価値を加えて別の製品に作り変えることです。タイヨーではこの取り組みをアップサイクルと呼び、布・樹脂・紙などの素材をノベルティとして再生しています。仕入れた素材ではなく御社の手元にあるものが製品の出発点になります。相談から製作・納品まで一貫して対応しています。
Q. どんなものがアップサイクルでノベルティになりますか
A. 制服やユニフォームの端材(布系)、クリアファイルやアクリルパーテーション(樹脂系)などに対応してきました。Smart Upcycleのブランドのもと、布・繊維系のファブリックネクスト、樹脂系のプラスチックネクストをはじめ幅広い素材を扱っています。何があるかを伝えてもらえれば、製品になるかどうかを確認してご提案します。
Q. 使い終わったものはどのくらいの量から相談できますか
A. 素材の種類によって変わります。まとまった量があるほど製品にしやすくなりますが、量が確定していない段階でも相談いただけます。「これだけあります」という情報を伝えてもらえれば、対応できる製品の形をご提案します。まずはご相談いただくのが最初の一歩です。
Q. アップサイクルノベルティと通常のノベルティはどこが違いますか
A. 通常のノベルティは仕入れた素材からつくりますが、アップサイクルノベルティは御社で余った素材を出発点にします。製品としての機能に加えて「この素材は自社から来た」と伝えられる背景が生まれます。配ったときに話せることが増えるのが大きな違いです。


