「もったいない」のその先へとは何か

「もったいない」のその先へとは、余った素材や使い終わったものにデザインやアイデアで新しい価値を加え、別の製品へ生まれ変わらせて次の使い手へ手渡すという発想です。私たち株式会社タイヨーが掲げる言葉で、素材ブランドre:Rezin(リレジン)から生まれました。

余った素材をなんとかしてほしい

工場やお店で出る端材、使い終わった備品、余ってしまった資材。もったいない、なんとか活かせないか。そう考える企業は多くあります。その「なんとかしてほしい」という声に、私たちタイヨーは向き合ってきました。

これまで、その行き先は捨てるかリサイクル(使い終わったものを一度原料に戻して再生すること)に回すか。そのどちらかになりがちでした。

「もったいない」のその先へとは

捨てるかリサイクルするかだけで終わらせず、その素材を誰かの役に立つ形にまで仕上げる。それが私たちのしていることです。

やっていることは、アップサイクル(余った素材や使い終わったものにデザインやアイデアで新しい価値を加えて別の製品へ生まれ変わらせること)そのものです。リサイクルは多くの場合いったん原料に戻して、また別の資源として使います。アップサイクルはその素材に新しい役割や価値を与えることを目指します。同じ「もったいない」への向き合い方でも、目指すものは変わります。

なぜその先に価値が生まれるのか

大事なのは、行き場のなかった素材が新しい役目を見つけることです。そのままでは使い道がなくても、製品やノベルティになれば誰かの手元で使われます。捨てられることなく、もう一度、人の手で使われる側へ戻ります。

例えば、使い終わったクリアファイルを防災・防犯ホイッスルに作り変えています。役目を終えたものが、いざというとき音で居場所を知らせる笛になる。行き場のなかったものが人の役に立つ道具に変わります。

なぜ私たちがこの言葉にたどり着いたか

この発想はものづくりの現場から生まれました。何かを加工すれば必ず残渣が出ます。お茶やコーヒーを淹れたあとのかす、木を削ったときの木くず。その多くは当たり前のように捨てられてきました。捨てられるその中に、まだ使える部分は本当にないのか。そう考えたことがこの言葉の始まりでした。

そこで生まれたのが素材ブランドre:Rezinです。こうした残渣を樹脂に混ぜたプラスチックで、混ぜた分だけ石油からつくるプラスチックを減らせます。

余った素材を製品に変えられるのは、私たちがものづくりを続けてきた会社だからです。美濃和紙を扱う家業から始まり、紙加工からトランプ、ノベルティ(企業や店舗が販促・記念に配るオリジナルのグッズ)へと、110年ものをつくり続けてきました。その技術があるから、使い道のなかった素材でも使える製品にまで仕上げられます。

素材はお客さまの側から持ち込まれます。私たちの仕事は、その素材がどう役に立つものになるか、何に生まれ変われば面白いかを考えることです。うまくいけば、行き場のなかったものが人の役に立ち、余っていた素材がその分だけむだにならずにすみます。これが「もったいない」のその先へです。

「無理かもしれない」が製品になる

余った素材は、もう無理かもしれないと思われがちです。でも私たちはその思い込みをまず外して、なんとかなるかもしれないと考えます。まだ使えるはずだ。まだ役に立てるはずだ。そう見立てるところから、次の製品づくりが始まります。

これまで、こうした素材は「厄介なもの」「早く片づけたいもの」として扱われがちでした。これからはその素材が次の製品の主役になります。例えば、シートベルトをつくるときに出る端材(製品をつくるときに出る切れ端や余りの素材)が、持ち歩けるポーチに変わる。食品をつくった後に残るかすが、毎日使える日用品になる。こうして、捨てられるはずだった素材が新しい価値に変わり、手にした人を笑顔にしてきました。

余ったままで終わらせない

行き場をなくした素材に新しい役割を与え、次の誰かへ手渡す。re:Rezinやさまざまな製品で私たちがしてきたのはこれです。御社の倉庫で眠っているものにも、まだ渡せる先があるかもしれません。何に変えられるか、ぜひ一度ご相談ください。

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よくある質問

Q. 「もったいない」のその先へとは、どういう意味ですか

A. 余った素材や使い終わったものに新しい価値を加えて別の製品へ生まれ変わらせ、次の使い手に手渡すことです。名古屋のタイヨーが素材ブランドre:Rezinから使い始めた言葉で、捨てるかリサイクルするかで止めず、その先の価値まで連れていく姿勢を表します。

Q. アップサイクルとリサイクルの違いは何ですか

A. リサイクルは使い終わったものを多くの場合いったん原料に戻して再利用します。アップサイクルはその素材に新しい役割や価値を与えて、別の製品に作り変えます。同じ「もったいない」への答えでも、目指すところが変わる点が違います。

Q. 「もったいない」のその先へと、ふつうのもったいないは何が違いますか

A. ふつうは余ったものを捨てるか、原料に戻すところで止まりがちです。「もったいない」のその先へは、その素材を次の誰かの役に立つ製品に変えるところまで進みます。止めずに次の価値まで運ぶ点が違います。

Q. re:Rezinとは何ですか。どのくらいプラスチックを減らせますか

A. re:Rezinは、間伐材の端材やコーヒーかす・お茶がらなどを樹脂に配合したタイヨーのバイオマスプラスチックです。混ぜた分だけ石油からつくるプラスチックを減らせます。使い終わった素材を、プラスチックを減らす役目を持つ製品に変えられます。