折り鶴アップサイクル「平和のバトン」とは何か
株式会社タイヨーが参加する折り鶴アップサイクル「平和のバトン」は、広島・平和記念公園に寄せられた折り鶴を身につけられる製品に作り変え、平和への願いを次の人へ手渡していく取り組みです。
役目を終えた折り鶴と、コロナ禍で使われたアクリルを組み合わせ、キーホルダーや缶バッジに作り変えます。2026年5月からは、カプセルトイとして6都道府県の売り場にも並んでいます。私たちタイヨーは、この取り組みの中で製品づくりを担っています。
この取り組みは一件の相談から始まった
折り鶴アップサイクルは、私たちが発案した取り組みではありません。始まりは社外からいただいた一件のご相談でした。
広島・平和記念公園には、全国各地だけでなく海外からも数えきれないほどの折り鶴が届けられます。平和への願いが込められた折り鶴を、役目を終えたあとどのように次へつないでいくか。その相談をきっかけに立ち上がったのが、未来と平和の製作委員会です。
行き先を探していたのは折り鶴だけではありません。コロナ禍に店頭や窓口で使われていたアクリル製のパーテーション(透明な仕切り板)も、感染対策が落ち着くにつれて少しずつ役目を終えていきました。
折り鶴と、使い終わったアクリル。この二つを組み合わせ、人の手元に残る製品にできないか。そこから製品づくりが始まりました。
折り鶴とアクリルが製品になるまで
願いが込められた折り鶴は、そのままの姿で使います。パーテーションを再利用したアクリルのキーホルダーに、折られたときの形で納めます。
アップサイクルとは、余った素材や使い終わったものにデザインやアイデアによって新しい価値を加え、別の製品に作り変えることです。原料に戻して再生するリサイクルとは、方法や目的が異なります。
折り鶴もアクリルも処分せずに、身につけて持ち歩ける製品に作り変えます。
できあがるのは、キーホルダー、かばんに付けられるラゲッジタグ、缶バッジです。売り場に並ぶときはカプセルトイのカプセルに入ります。
地元の高校から全国10校へ広がった
デザインには高校生が参加しています。始まりは、名古屋市東区にある愛知県立愛知商業高校でした。2024年から、生徒が折り鶴を使ったお土産のデザインに取り組んでいます。
2026年には、愛知商業高校の呼びかけで、北海道、宮城、東京、大阪、福岡の商業高校も加わりました。計10校の生徒がデザインを担当し、都道府県ごとに異なる絵柄が採用されています。7種類ずつ、全部で42種類です。
全国規模でカプセルトイ専門店を展開する企業が取り扱うことになり、2026年5月から、それぞれの高校がある6都道府県の売り場に並んでいます。名古屋では、モーニングサービスに代表される喫茶文化や、手羽先、天むすをあしらったデザインが登場しました。
生徒がデザイン案をつくり、社内のデザイナーが手直しして仕上げます。プロジェクトを束ねる担当者は「各地で熱量が違ったデザインが届いている。一人でも多くの方に手に取ってもらいたい」と話します。
広島市は、平和記念公園で一定期間展示された折り鶴を保管し、企業や団体に譲って再生してもらう事業を進めてきました。私たちが扱う折り鶴も、この事業を通じて譲られたものです。収益の一部は、広島市の原爆ドームの保全のために寄付されます。
相談を寄せてくださった方、未来と平和の製作委員会、高校生、広島市。多くの人が関わって生まれた製品です。
平和への願いを込めた折り鶴が持ち歩けるものに
折り鶴を身につけられる製品に変えるのは、平和への願いを次の人へ渡していくためです。
折り鶴には平和への願いが込められています。役目を終えたものとして処分してしまえば、その願いを伝える機会も失われます。
手に取れる製品にすれば、持つ人の手元に願いが残り、別の誰かへ手渡すこともできます。受け取った人がさらに次の人へ渡していく。そのように願いをつないでいくことから「バトン」と呼んでいます。
これまで、折り鶴は平和記念公園に納めたらそこに置いて帰るものでした。製品になれば持ち帰って身につけられます。人に手渡すこともできます。
受け取った人が、ふとしたときに広島や平和を思い出す。そうしたきっかけを、手渡すものにのせて届けられます。
折り鶴の役目は公園で終わらない
役目を終えたと思われていた折り鶴が、いまは各地の売り場に並び、人の手に渡っています。一本の相談から始まって、2年でそこまで届きました。
私たちが担うのは、その願いを運ぶ製品を形にすることです。
折り鶴を使った製品について、まずはお気軽にご相談ください。まだ具体的な製品が決まっていなくても大丈夫です。お話をうかがいながら、ご希望に合った製品をご提案します。
よくある質問
Q. 折り鶴アップサイクルとは何ですか
A. 広島・平和記念公園に寄せられた折り鶴を身につけられる製品に作り変え、平和への願いを次の人へ手渡していく取り組みです。役目を終えた折り鶴と、コロナ禍で使われたアクリルを組み合わせ、キーホルダーや缶バッジに作り変えます。名古屋のタイヨーが製品づくりを担っています。
Q. 折り鶴は何に生まれ変わるのですか
A. キーホルダー、かばんに付けるラゲッジタグ、缶バッジに作り変えられます。折り鶴はそのままの姿で、パーテーションを再利用したアクリルのキーホルダーに納めます。売り場ではカプセルトイとして並びます。
Q. 折り鶴のカプセルトイはどこで買えますか
A. 全国規模でカプセルトイ専門店を展開する企業が取り扱い、2026年5月から、デザインを担当した高校がある6都道府県の売り場に並んでいます。都道府県ごとに絵柄が異なり、7種類ずつ、全部で42種類です。名古屋では、喫茶文化や手羽先、天むすをあしらったデザインが登場しました。
Q. 折り鶴アップサイクルは、誰が始めたのですか
A. 始まりは社外からいただいた一件のご相談でした。そのご相談をきっかけに未来と平和の製作委員会が立ち上がり、私たちタイヨーはその中で製品づくりを担っています。2024年に始まった取り組みです。折り鶴は、広島市が平和記念公園で一定期間展示されたものを企業や団体に譲る事業を通じて、譲られたものです。

