タイヨーとは110年以上かけて、時代に合わせて価値をつくってきた会社
株式会社タイヨーは、名古屋で110年以上続くものづくりと企画の会社です。
美濃和紙加工の稼業から始まり、かるたやめんこ、トランプなどの紙製品、そして企業や店舗が配る販促用のノベルティ(オリジナルのグッズ)へと、時代に合わせて扱うものを変えてきました。近年は、企業の生産過程で余った資材や使い終わった製品を活用して、別の製品に作り変えるアップサイクルにも取り組んでいます。手元にある捨てられる予定だった素材を、新たな価値のある別の製品に作り替えています。そのものづくりに対する情熱は、紙の時代から4代、変わりません。
私たちは何を価値に変えている会社なのか
私たちの事業は大きく3つあります。
1つ目は、企業やお店が配る販促用のノベルティやグッズの製作です。トランプをはじめ、記念品やオリジナルグッズを企画から形にします。
2つ目は縁日やイベントで使うおもちゃ・景品の販売で、そろえている品目は約4,000点にのぼります。夏祭りの一式をまとめてお願いしたいという相談にも一か所で応えられる品ぞろえです。
3つ目がアップサイクル(余った素材や使い終わったものに、デザインやアイデアで新しい価値を加えて別の製品に作り変えること)です。お茶がらや端材(製品をつくるときに出る切れ端や余りの素材)といった行き場をなくしがちな素材に新しい価値を加えて、別の製品に変えていきます。
遊びや思い出をつなぐ仕事もあれば、資源を未来へつなぐ仕事も、地域や人の想いをつなぐ仕事もあります。ばらばらに見えても、どれも遊び心で価値に変えて次の誰かや未来へつなぐ。その一点で同じです。
美濃和紙からトランプへ続く110年
私たちの技術の下地には、110年、紙と向き合ってきた時間があります。まず会社の歩みをたどり、その中で育った一貫製造の技術を見ていきます。
家業の美濃和紙から玩具とトランプの会社へ
はじまりは、大正3年(1914年)3月。美濃和紙を扱う家業が源流です。昭和28年(1953年)7月には、太陽紙器印刷株式会社として法人になりました。平林紙工所から太陽紙器印刷を経て、いまの株式会社タイヨーへ。社名が変わるたびに、扱う紙の役割も広がってきました。会社を受け継いできたのは創業家で、いまは4代目になります。紙の加工から玩具やトランプへと歩みを進める中で、私たちの中に印刷と加工のものづくりが根づいていきました。
裏返して使うトランプだから印刷むらが命取り
トランプは裏返して使う商品です。どのカードも裏の柄がそろっていないと、伏せた瞬間に手札が読まれてしまいます。だから印刷のわずかなむらが命取りになります。私たちはこのトランプを、印刷から仕上げ、カードを並べ替えるところまで一貫して機械で行っています。版にマークの1から順に札を並べていく工程まで機械化していて、ここまで一貫してつくれる会社は国内でも数社と言われます。大きな印刷会社でもできないと言われるのは、一枚の精度を保ちながらこの並べ替えまでを回しきる必要があるからです。
仕事が一気に止まったコロナ禍からアップサイクルは始まった
いまのアップサイクル事業のきっかけはコロナ禍でした。縁日やイベントの仕事が一気に止まりました。そこで手がけたのがアクリル板を使ったパーテーションです。困っている場所に、手持ちの技術で応える。コロナが落ち着き、役目を終えたアクリル板の行き場が問題になったとき、それをキーホルダーなどに作り変えました。ここから、行き場のなかった素材を製品に変える取り組みが広がっていきました。
代表的な素材ブランドがre:Rezin(リレジン)です。樹脂に、間伐材の端材やお茶がら・コーヒーかすといった食品残渣(食品をつくる過程で余ったもの)を配合したバイオマスプラスチックで、混ぜた分だけ石油からつくるプラスチックを減らせます。これが減プラ(プラスチックの使用量を減らすこと)です。
私たちが素材にしているのは、そのままでは行き場をなくしてしまうものです。それを別の製品に変えるうちに、素材の引き出しは年々増えてきました。例えば、シートベルトの端材をポーチに、余ったクリアファイルを防災・防犯ホイッスルに作り変えました。使い道に迷いそうなものほど、次の行き先を探すとおもしろい。そう思える素材との出会いが年々増えてきました。
「本気でやりたいなら、やればいい」という社風
こうした発想が次々に出てくるのには理由があります。私たちには、任せて、失敗を責めない空気があります。社長がよく言うのが、「本気でやりたいなら、やればいい」。やってみてうまくいかなくても、そこを責めない。だから現場から新しい素材や製品のアイデアが上がってきます。任せてもらえるから、社員は自分の頭で考え、素材と向き合います。会社の引き出しの多さは、この社風が育ててきたものです。
大きな会社が手を出しにくい、一件ずつ手間のかかる相談にも私たちは向き合います。行き場をなくしたものは量も種類もばらばらで、正解が決まっていません。これが誰の手に渡り、どんなふうに役に立つか。その先まで想像しながら、一つずつ形を考えます。手間がかかるからこそ、簡単にはまねできません。
捨てられるはずのものを次の誰かが喜ぶ形に
紙からトランプ、ノベルティ、そしてアップサイクルへ。扱うものは変わっても、素材を製品の形にするものづくりは4代変わりません。その技術を土台に、近年は行き場のなかった素材にも新しい役目を見つけ、誰かが喜ぶ形に変えています。御社で余っているものを、まずは見せてください。何に変えられるか、一緒に考えます。
よくある質問
Q. 株式会社タイヨーはどんな会社ですか
A. 名古屋で110年以上続く、ノベルティと縁日グッズの製作、そしてアップサイクルの会社です。企業やお店の販促グッズづくり、約4,000点をそろえた縁日・イベント用品の販売、余った素材を製品に変えるアップサイクルの3つを手がけています。本社は名古屋市東区で、三重県や愛知県内にも拠点があります。
Q. アップサイクルとリサイクルはどう違いますか
A. アップサイクルは、余った素材や使い終わったものにデザインやアイデアで新しい価値を加えて別の製品に作り変えることです。原料に戻して再利用するリサイクルとは目指すものが違います。例えば、私たちのre:Rezinは混ぜた分だけ石油からつくるプラスチックを減らせます。
Q. オリジナルのノベルティやグッズもつくってもらえますか
A. はい、企画から製作までお任せいただけます。トランプをはじめ、スポーツ観戦グッズや推し活グッズ、名入れノベルティなどを手がけています。御社で余っているものを活かしたオリジナルグッズも、企画・製作いたします。
Q. 余っている素材なら、どんなものでもアップサイクルできますか
A. 素材の種類や量によって向き不向きはありますが、幅広くご相談いただけます。例えば、お茶がらやコーヒーかすなどの食品残渣、シートベルトの端材、使い終わったクリアファイルなどを製品に変えてきました。まずは手元にある素材の状態をお知らせください。


